Q76.「PET検査」とはどんな検査ですか。

2005/09/29 (Thu)
A.近年、1回の検査で全身の臓器を対象に、より多くの癌を見つける方法が開発されました。これが「PET(Positron Emisshion Tomogrphy:ポジトロン断層法)」と呼ばれる検査です。癌細胞がブドウ糖を取り込んでエネルギーとして活動していることを利用するもので、ブドウ糖を放射線標識した「FDG(Fluoro Deoxy Glucose:フルオロデオキシグルコース)」と呼ばれる物質を静注(透析患者の場合特に禁忌にはなっていない)し、取り込まれる部分が全身でどのぐらいみられるかを調べるものです。癌の原発巣の状態に加え、同時に転移の有無も一度に検索できる優れた検査法です。しかしながら、まだ全国でも限られた施設しかありません。
 また、この「PET検査」の保健適応は、「肺癌」「乳癌」「大腸癌」等の癌再発や転移の検索目的に限られています。その理由は、「PET検査」の有用性がすべての癌で証明されているわけではないからです。従って、保健適応外でこの検査を行う場合は、すべて自己負担(10万円以上と高額)になります。
 「PET検査」前は、少なくとも6時間の絶食とし、「FDG」静注後は約1時間は安静としてから撮影となります。(待つのに50分、撮影に40分)
 以上のように、1回の検査でより多くの癌が見つかるというのは大きなメリットであり、最近では癌検診でも威力を発揮すると期待されています。


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