Q43.下痢あるいは便秘の際、食べるのがつらいときがあります。無理にでも食べた方がいいのでしょうか。

2004/06/06 (Sun)
A。まずは消化不良がない限り、基本的に便秘時でも下痢時でも食べるつもりでいた方が良いと思います。
 下痢の場合、食べる刺激によって腸管の蠕動運動が活発になって排便が促され、一時止まっていた下痢が再度始まることがあります。しかし、下痢は微生物や毒素等自分の身体に不都合なものを排出しようとする生体の反応でもあるのですから、まだ身体に不都合なものを排泄しきっていなかったと考えるべきでしょう。
 便秘の場合は、下剤を飲んででも、便通をつけるべきと思います。早く便秘を解消しておかないと、腸閉塞(腸が詰まる病気)や腸管壊死(腸の血流が悪くなって腸が腐る病気)や高カリウム血症等の引き金になりかねません。
 因みに私の場合は、かつて、リン吸着剤服用等により便秘が常態化していましたので、非透析日(火・木・土・日曜日)に必ず便通があるように、前の日の就寝前に下剤(「プルゼニド錠1〜2錠)を服用していました。一度透析日の前の日に間違って服用してしまったことがあり、翌日の透析中に2度もトイレ離脱する羽目になって難儀したことがありますので、皆さんもお気をつけ下さい。
 便秘を予防するには、毎朝食後に(朝でなくてもよいが)時間をかけてトイレに行く習慣をつけましょう、また毎日運動して腸の動きを良くするように心がけましょう。特に腹筋を鍛える運動は重要で、トイレに行っても“力む”力がないと仕方がありません。それから、くれぐれも一般の便秘薬を勝手に飲まないで下さい。思わぬ副作用を起こすことがあります。必ず、便秘薬は主治医の先生に処方してもらって下さい。
 尚、安易に便秘薬にとびつく前に次のことも試す価値があると思います。
 @食物繊維のサプリメントを使用する。
  ・飲み物に入れるタイプ(イージーファイバー等)
  ・錠剤タイプ(セルリーハイ等)
 A整腸剤を服用する。(ビオフェルミン、エビオス等)
 B腹部マッサージ(腹部に「の」の字をゆっくり書くように行う。)や
  温器法を施行する。

 <参考>便秘の定義
この1年間で最低3ヶ月に亘り(連続的なくても可)、下記の症状が2つ以上認められるものを便秘と定義する。
 @排便でいきむことがある。(4回に1回以上)
 A排便で硬便、または兎糞状の便を認める。(4回に1回以上)
 B残便感がある。(4回に1回以上)
 C肛門・直腸に閉塞感がある。(4回に1回以上)
 D摘便が必要。(4回に1回以上)
 E排便が週に3回未満。


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