Q25.普段血圧が高く降圧剤を服用しているけれども、透析中は血圧が下がるとばかりと思っていましたが、下がるどころか普段より上がることが多く、不思議でたまりませんので、そのメカニズムを教えて下さい。

2004/05/10 (Mon)
A.透析中は当然のことながら併せて除水も行ないますが、除水をすることに伴い、腎臓から「レニン(昇圧ホルモン)」という物質がたくさん出てしまうことがあります。この「レニン(昇圧ホルモン)」は、アルドステロン・アンジオテンシン系という血圧を上げる機構を活性化して、抹消血管を収縮させることにより、血圧を上昇させます。
 多くの透析患者の場合は透析中は血圧が下がるのが普通ですが、上記のような理由で、一部の透析患者では透析中に血圧が上昇することがあります。
 その対策ですが、透析前に降圧剤を服用します。原因が、レニンーアルドステロン・アンジオテンシン系が活性化して生ずるわけですから、これを抑える作用のある降圧剤、例えばACE阻害薬とかARBと呼ばれている「レニベース」「カプトリル」「エースコール」「ニューロタン」「ブロプレス」等を使用します。


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