Q20.透析が長期になると何故「顔が黒くなる」のですか。

2004/05/10 (Mon)
A.「顔が黒くなる」というのは、言い換えれば皮膚に色素沈着が生じるということです。これは当初は透析膜の性能が不十分なため、外へ出ていくべき色素(ウロクローム等)が血液中に取り残され、それが皮膚に沈着するためであると考えられてきました。
 しかし、最近の研究では、皮膚のメラニン細胞が増加することが主要な原因であることがわかってきました。従って、透析患者はどうしても肌の色が黒ずんでくるのです。特に、血液透析(HD)の患者の方が腹膜透析(CAPD)の患者に比べ肌がより黒ずんできます。
 皮膚色素沈着はこれだけで生命を脅かすこともありませんし、かゆみなどとも違い何ら苦痛も伴いません。残念ながらこれといった治療法・改善策も特に見当たりませんが、日光を避ける・ストレスを溜めない・皮膚の清潔・栄養バランスの良い食事・充分な休養等といった日常生活に注意し、全身状態を悪化させないことが予防につながります。それから透析導入初期から、しっかり透析(透析時間をできるだけ延ばし、血流量も上げられるところまであげるなど)すると、皮膚色素沈着はそれだけ防ぐことができると考えられます。(因みに、私の場合現時点ほとんど肌の色は黒くなっておりません。私の透析時間、血流量等の透析環境は、このHP左コンテンツ「私の透析環境」を参照されて下さい。)


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